トイレは中にだれか入っている時にうっかりドアが開けられないように鍵がついています。
このトイレの鍵は玄関と違って簡易なつくりではあるものの、ちょっとやそっとの力ではこじ開けることはできません。
そんなトイレの鍵ですが、開かなくなるトラブルが結構あるので注意が必要です。
ではどういった時に鍵が開かなくなるのでしょうか。
ケース1:誰もいないのに鍵がかかっている!
1人暮らしのとき、トイレに入ろうとすると鍵がかかっていてビックリすることはありませんでしたか?
または家族全員トイレを使っていないのに、トイレの鍵がかかっていたなんてことも。
泥棒が一時的に隠れている可能性がないとも言えないのですが、多くの場合は鍵のうっかり閉まりです。
鍵を半分かけた状態でドアを閉めると、その勢いでロックがかかることがあります。
またボタンを押すタイプのドアノブの場合、うっかりボタンを押してドアを閉めるとロックがかかります。
このうっかり閉まりの場合は、非常解錠用の鍵穴をつかって鍵を開けてください。
コインやマイナスドライバーでひねることで鍵を開けることが出来ます。
またドアノブの中心などに穴がある場合は、細い棒をつかってグッと押し込むことで非常解錠ができます。
ケース2:ラッチボルトが故障している場合
ラッチボルトはドアノブを回したときに扉の中から出たり入ったりする部品です。ラッチボルトが出ている状態であるとドアが開かなくなり、ドアノブを回すと扉側に引っ込むのでドアが開けられるようになります。鍵をかけるとドアノブが動かなくなるため、ラッチボルトが出たままになります。
もしドアノブが回せる、ドアレバーが動かせる状態で鍵がかかって開けられなくなっているのなら、ラッチボルトが故障していることが考えられるでしょう。
こうした時にできる緊急開錠方法は、針金を使用しラッチボルトを直接動かす方法です。
ラッチボルトの形状は、外開きなら内側に斜度があり、内開きなら外側に斜度がついています。そのため、外開きの場合は針金をドアの隙間に挿し込んで引っ張るようにすると開きます。内開きの場合はラッチボルトを押すようにすれば開きます。
この方法は、ドアと枠の間に針金を挿し込めるような隙間があればできますが、ピタッとくっついている場合は困難。またラッチボルトが完全に動かないような故障の場合は、業者に頼んで開けてもらうようにしてください。
またもし鍵が開けられましたら、そのまま使い続けないように注意、再度トラブルが起きる可能性が高いです。新しいトイレの鍵へ交換してください。
鍵屋に頼むときの探しかた
トイレの鍵が開かなくなったとき、助けてくれる業者が鍵屋さんです。鍵屋さんの探し方はインターネットで検索することが一番手っ取り早いのですが、全国に対応している業者と、地域で活動する鍵屋さんがいます。
その時に例えば、東京なら東京の鍵屋さん、千葉県なら千葉の鍵屋さんを探すとより早く駆けつけてくれることでしょう。もし営業時間外の鍵屋さんしか見つからない場合、全国対応の鍵屋さんに依頼すると、対応できる業者を探してくれるので役立つかと思います。
▼トイレのドアノブ交換や修理の目安
ドアノブ交換は約25,000円
ドアノブ修理は約8,000円
ドアノブ解錠は約8,000円
1人暮らしの場合の対策
1人暮らし、または家にだれもいない場合はトイレのドアを少し開けておくか、鍵をかけないことで自衛しましょう。万が一鍵が壊れてしまった時に対策できるように、中に針金をおいておく、連絡手段の取れる携帯電話を持ち込むようにすると安心かもしれません。
少しでも違和感のある鍵は大家さんに取り替えてもらうようにしましょう。